リノベーション
中古平屋の家のフルリノベーション、サムサニマケズ追い込み中_西条の家
こんばんは!
わが家の窓から見える皆既月食です。
すこーし薄雲がかかっていて、はっきり見えないのが残念。。
みなさまの窓からは、どんな月が見えていますか?
今日は、東広島市西条町で進行中の
木造平屋のフルリノベーションの続きのお話。
寒い日が続くなか、
大工さんチームを筆頭に、職人さんチームの頑張りで、
現場はずいぶん進んで来ました。
(ブログの進行が間に合っていませんが。。(^◇^;))
解体前の元の姿は、、
昭和の香りがする、笑
どこか懐かしい感じの家。
リフォームをして、大切に住んで来られた様子が伝わってくるのですが。
30代のご夫婦➕子ども3人のご家族が新たに住まいとするためには、
耐震工事、断熱工事などきちんとしたい!ということに。
そこで、家の健康診断というべき、インスペクション(現況調査)をしましたよ。
状態がわからなければ、治療ができないのでね。
基礎部分の鉄筋に反応する鉄筋探査機で検査ちう。の様子。
床下に進入すると、シロアリさんの道を発見!
中には、ゾクゾクとシロアリさん生息(((o(*゚▽゚*)o)))
シロアリさんが食ったところはこんな風になります。
現況検査→リフォーム設計→耐震断熱等詳細設計→長期優良化リフォーム設計→着工
ざっとこのような手順を踏むのですが、
検査機関から何度も訂正や説明を求められ、、
着工は当初の予定より数ヶ月も遅れてしまいました。
古い家をきちんと耐震化設計をして
長期に渡って家をきちんと住み続けることができるよう
維持保全計画を作成。
これにより、高額な補助金を受けることもでき
メリットは大きいのです。
しかし、申請から着工まで
予測以上に時間と手間がかかったのも事実。
これから取り組まれる方は、
工事期間にかなりの余裕を持っておかれた方がよいかと思います。
さて、いろいろな手続きを経て、ようやく解体開始。
シロアリさんに食われたところはモチロン撤去しましたよ。
天井を落とすと、小屋裏には弊串が。。
昭和47年上棟が刻まれています。
きっと、家族の大きな喜びとともに、上棟を迎えられたのでしょう。
リフォーム、リノベーションで解体をする度に、
身の引き締まる思いがする瞬間です。
きちんと直して、長く住み続けてもらうように頑張らなければなりません。。
また工事の様子を紹介していきたいと思います。
2月末にはオープンハウスが出来ると思うので
詳しい日程は、またお知らせしますね。
平屋の家のリフォームに興味がある方、
耐震断熱リフォームに興味がある方、
長期優良化リフォームに興味がある方、
贈与により住宅リフォームをされたい方、
贈与税の控除の条件について、詳しく知りたい方、
どうぞ見に来てくださいね!
中古住宅を、自分仕様にフルリノベ。。まずやるべきことは。。@西条の家
旅先で、寒桜が花をつけていました。
凍てついた空気の中、凛と咲いている姿 は
春に咲く桜とは違い、ガンバレ!と声をかけたくなります。
さて、今日は阪神淡路大震災から23年めの1月17日。
心から追悼を捧げます。
あの日、インフルエンザで寝込んでいた私、
オットに叩き起こされて見た映像を、
忘れることができません。
生後4ヶ月の長男を抱えて
何にもできなかった自分の無力さも。。
私ら建築士はね、何年経っても忘れちゃいけないのです。
ほんまにね、
「耐震」。これは絶対命題。
最善を尽くしても、自然の猛威は容赦なく襲い掛かるのですから。。
さて、2018年は、耐震工事の検査で幕開けでした。
【西条の家は昭和47年に建てられた、木造平屋の家。
30代の若いご夫婦(+3人の子どもさん^ – ^)が、中古住宅として購入。
自分達が、永く愛する家とするため、フルリノベーションの工事がすすんでいます。】
検査をしてくださっているのは
日本住宅保証検査機関のJIOの検査官さん。
「いいですね!検査終了です。」と、
無事検査終了しました。
いつもながら、きっちり仕事をしてくれる棟梁たちに感謝です。
検査前、解体時の写真。
日本建築防災協会の耐震プログラムにより、倒壊しないのレベルまで
耐震工事を進めました。
白蟻さんと対峙した話、
設計の話、
長期優良化リフォーム お話、補助金の話、
工事の様子、
書きたいことが満載ですが、、、
長い話になるので、おいおいに。。
耐震診断、耐震改修、自治体の支援制度など
情報がありますので
気になる方は是非一度見てくださいね。
日本建築防災協会のhpはこちら
。
One day cafe ♪ミルメルシーが明日オープンします!@豊栄の家
納屋をリノベーションして、小さなcafeを。。
長年、願い続けてこられたcafeの完成から半年。。
明日、いよいよ、一日限りのオープンだそうです。
板鍋の山が紅葉に染まり、本当に美しい時季です。
オカリナの演奏や、美味しいケーキも楽しみ♪
板鍋山の麓、「ミルメルシー」へどうぞお出かけくださいね!
今あるものを、生かす@豊栄の家。。
失ってしまえば、
そこにあったことすら、忘れてしまう。。
今あるものを見直して、
生かして使えるかどうか、考えたい。。
モノにあふれる時代、
お金を出せば、いろいろなモノを手に入れられる今だからこそ、
真摯に向き合っていきたいな、と思うのです。
先日、納屋リノベーションした豊栄の家。
考えてみれば納屋そのものが、
『今、あるものを生かして使う。』ことになるのですが(笑)
家具や小物、いろいろと生かして使うことを考えました。
タタミ一帖を超える、たっぷりしたテーブル。
家族や友達、わいわい集まって食事をしたり、
趣味の作業や、家事に、とっても便利ですよね~。
天板は山桜の無垢板です!
でもよく見ると。。
脚はちぃっと錆感のある鉄脚。。
これは、施主さまがもらって使われていたもの。
ベニヤ板をつけ、テーブルクロスをして使われておられました。
脚を磨き、天板を取り替えて、メインテーブルとして再生~♪
窓辺のカウンターに並んだ赤い椅子。
こちらは、某事務機メーカーの、よくある椅子でした。
座面のビニールが傷み、とれないカビもあったものの、
しっかりした作りで座り心地もよかったので
貼り替えることにしました。
施主さまが生地をセレクト。
リネン混じりの赤!
2脚とも再生です♪
処分する?でもモッタイナイ。。と悩んでおられた古箪笥。
大工の雅さん、引き出しを調整し、引き手を付けて、
収納として再生♪
古い建具も戸車を替え、寸法を調整して再生♪
必要に応じて手をかければ、かけがえのないものになるものが、たくさん。
身の回りに、再び息を吹き返す素敵なモノはありませんか?
過去のブログもよろしければこちらから。
レトロ可愛い硝子@小泉の家
(広島住まいづくりコンクール リフォーム部門最優秀賞)
納屋リノベーション@豊栄の家、完成。。
施主さまの、たくさんの、素敵な思いの「もつれ」を、
ひとつずつ解きなががら…
『ワークショップや、カフェ、人の集まる場所に。』
『地元のモノ作りを応援する場所に。』
『古いものを大切に再利用。』
『いろんな使い方ができ、
心地よく過ごせる、融通無碍(ゆうずうむげ)な空間に。』
と、コンセプトを絞りました。
打ち合わせ、そして工事にはいってからも、
行きつ戻りつしながら、進んでいきました。笑
メインスペース。。
フリースペース。。
玄関の表情。。
これから、この場所で、どんな時間が紡がれていくか、
とても楽しみにしています。