安古市の家
マンションが立ち並ぶ中、佇む古民家は。。。
公共施設や、マンションが立ち並ぶ中に佇む古民家、
6年前に全面リフォームした安古市の家です。
10年間くらい空き家だったというこの家、
ブログをずっと読んでくださっていた若いご夫婦が
購入後、相談を持ちかけてくださいました。
初めて訪ねたとき、草を分けて中に入り、、、
シッポを丸めて、帰ろうかと思いました。笑
Mさまの、『この家を直して、最愛のわが家にしたい!』という
熱い思いに牽引されて、
ひとつひとつ丁寧に仕事を重ねましたよ。
心地よく住まう、シンプルモダンな『和』の家になりました。
そんな、苦労の連続(笑)の安古市の家の写真を、
なんと・・・!!UPしておりませんでした(゚o゚;;
今さらですが、ご紹介したいと思います。
玄関を入ると、昔の面影そのままの寄付(ヨリツケ)。
建具もそのままに洗いをかけ、障子を貼りなおしました。
どうしても、どうしても、居間に光が十分にとりにくいので、二階の床を光床としましたよ。
天井を見上げると、子どもたちの足!
二階からの光を呼び込むように。
窓辺には、家族共用のスタディコーナーを設けました。
宿題や、PCコーナーとして使います。
北側の台所。
採光と通風を兼ねて、天窓を設けました。
明るく、気持ちよい台所となりました。
天井は吹抜け、2Fの部屋とつながります。
この家は、くるくる回る回遊動線。
居間 → 和室 → 広縁 → 子ども室廊下 →収納 → 台所 → 居間
という具合。。
行き止まりのない動線は、居住性が格段にアップします。
来客から見えにくいウラ動線としても便利!
収納上手なMさま、キッチン道具、リビングの細々としたものを総て採寸!
細かく打ち合わせて収納を製作しました。
これをご紹介すると、長くなるので
別の機会に。。
居間に続く和室は、昔の面影をそのままにとどめました。
こどもたちが小さいうちは、川の字で寝室としても使えます。
二階は予備室。
子どもたちの成長に合わせて、こども部屋になる予定。
小屋裏を利用して、小さなモノオキを作りました。
このときは、ここが図書室になるとは思ってもみなかった。笑
6年たった今も、この家が本当に気に入ってる、と言ってくださったMさま。
家族の成長や変化に合わせて、住みこなしてくださっていて、
ワタクシ、本当に嬉しかったです。
古民家をなんとかしたい!とお悩みの方、
お話を聞いてみられたら、参考になると思いますよ!
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少し時間をいただくかもしれませんが
必ずお返事いたしますよ!
小さな図書室@安古市の家。。
大人は立っては歩けない。。
タタミ2帖ほどの小さな図書室です。
ここは、、、
築80年の家を再生した、安古市の家の
元、モノオキ。
(このモノオキの話はコチラ)
数年ぶりに、安古市の家をふらりと立ち寄らせていただきました。
すぐすぐ、近くまで行ったのでね。
お顔だけ見て、お住まいの様子を聞かせていただこうと思ったのにね、
招かれるまま、リビングで話の花が咲いてしまいました。笑
気に入って、大切に住んでくえださっている様子、
成長された子どもちゃんの話、
住んでみられてからの感想、
思いどおりにいかなかった収納の話、
これまでの話、これからの話。
そして出来上がった、小さな図書室も見せていただきましたよ。
三人の子ども達の秘密基地のような。。。
ほら穴のような、ほっとくつろぐ、いい空間です。
小さな図書室。。
安古市の家のMさんから、
素敵な要望がありました。
古民家を改修した折りに、モッタイナイから物入れにしよう
と作った小さな小屋裏部屋。。
タタミ2帖分ほどのスペースでしょうか。。
ここを小さな図書室にしたいとのこと。。
思いもよらないことでした。
大人が立って歩けないこの小部屋、
確かに籠もって本を読み耽るには
なんともいえないいいスペースになりそうです。。
いろいろ相談を重ねた結果、
自分たちで作ってみたい、
ということで材料を事前にある程度加工し搬入しました。
明かりの点いているところが小屋裏部屋の入り口です。
「まず一番にこの長さを決めて、ここを固定してね。」
棟梁の説明を聞く奥様の表情は真剣そのもの。。
傍らで子どもたちは材料をつついて遊び楽しそうです。
多分容易ではないだろうけど、
苦労した分、思い入れのある図書室になると思います。
ガンバレ、Mさん!
出来上がりを楽しみにしてますよ!!
オープンハウスのお知らせ~安古市の家~
今年も残すところ2週間となりました。
何かと気ぜわしい年の瀬ですが、『安古市の家』オープンハウスのご案内です。
築80年、うち10年間は住み手を失い、風も通ることなく雨漏りさえしていた家。
家のなかは薄暗く寒々とした感じでした。
床下には防湿、屋根地を直し瓦を葺き替え、もちろん壁天井にはしっかりとした断熱。。
大工さんをはじめ、いろいろな職方の地道で丁寧な仕事により、
和の風情を残しつつ、若い家族の生活を紡ぐ家に、生まれ変わりましたよ。
最初の写真の建具に、工事用の脚立が写っています(汗)
この建具にはちょっとした仕掛け(?)が。。
仕掛けというほどではないのですが、柔らかく部屋を間仕切る。。という建具。
シルエットが透けるので脚立がばっちりと写った訳です(笑)。
年末の忙しい時期ではありますがどうぞお運びくださいね。
日時 12月19日(土)10:00~16:00
12月20日(日)10:00~16:00
場所 広島市安佐南区役所近く。
申込 TEL 0847-33-0668
FAX 0847-33-1651
email info@fukagawa-cons.co.jp
※ 詳しい地図駐車場場所をご案内します。
安古市の家追い込み中。。
8月から進めてきた『安古市の家』がいよいよ追い込みです。
現場では建具が入り、照明器具がつきました。
いよいよ完成へ大詰めです。
築80年という風格を備えながら、若いご家族が
これからの暮らしを紡いでいく家へ、、と生まれ変わりましたよ。。
照明器具は、クライアントご夫妻が、切り子硝子の器具などを、選んで買ってきてくださったものを取り付け。。
新築とひと味違う、長く根気のいる仕事に、チカラを尽くしてくださった相棒の大須加建設さん、関わってくださった職方のみなさまに多謝。。
もう一息です。。
オープンハウスをいたします。
師走の忙しい時期ではありますがぜひ是非お運びくださいね。
12月19日(土)20日(日)
詳しくは近々にお知らせします。