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きほんのき。。

先週の大雪にはびっくりしましたね。
雪に閉ざされた一日、前々から気になっていた
事務所の大片付けをしました。

スタッフのyukarinも、
「foo-koさん要らないものはどんどんだしてくださいね。」
と大張り切り。
どうやら私の積み上げたモノに業を煮やしていた様子。。(汗)
ひとつひとつ手に取り確認して有るべき所に収納、
図面類はまとめて保存、または廃棄。

作業を繰り返す内、本棚の一冊に目が留まりました。

『目を養い手を練れ』という本。
建築家宮脇檀氏の住宅設計塾を再現した魅力的な建築指南書です。
何度となく手にして読み返した私にとって『きほんのき』というべき本。
そのタイトルに吸い込まれるように読み耽ってしまいました。

住空間の考え方から敷地の読み解き方、光や照明、外構計画の大切さなど
その内容は基本的でありながら奥が深く、
自分の目で見、感じ、厭わず動き、手を動かし、体で覚えることの
大切を思い出させてくれました。

ソウダネ、ソウダッタネ。。

専門的な話しはさておき、
生活を楽しむこと、住宅設計は楽しくやること。
これも大事。。(と書いてあります(笑))

こんな一日を与えてくれた大雪に感謝。
片付け?終わってません(涙)

2010-03-14 | Posted in booksNo Comments » 

 

向こう三軒。。

向こう三軒両隣

くうねるところにすむところ~子どもたちに伝えたい家の本~

という本のシリーズがあります。
たくさんの建築家の方が、子ども向きに絵本のような形で『家』について書かれていて、
大人が読んでもとても愉しいのです。

田中敏溥さんが書かれた『向こう三軒両隣』は、
人や街にやさしい家を作るための知恵がいっぱい詰め込まれていて、
子どもの本といえど何度も読み返しました。
木版の挿絵も素敵です。

おおらかに開きながらやさしく閉じる、街にやさしく佇まいのいい家、
向こう三軒両隣さわやかに気持ちよく暮らせる工夫など、

私も設計する上で大いに参考にしたいものです。

中に道路との間に、ユスラウメ、ブルーベリー、ブラックベリー、キンカンを植えて
垣根を作った建て主さんの話が書かれていました。

・・・せっかく植えるなら、近所の方や学校帰りの子ども達が食べてもいいように、実をつける
木を植えませんか?どうぞ食べてくださいってね。・・・

この話に・・・ううむ・・と唸って、一昨年庭にラズベリーを植え、
ブラックベリーで垣根を作ってみましたよ。

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今年初めてたわわに実をつけました。
どうぞ食べてくださいね。。

2009-07-11 | Posted in books2 Comments » 

 

雨の日に。。

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ようやく梅雨空の広がった日曜日でしたね。。

電話もかからず訪問客もなく、一人っきりの事務所での仕事は、こんな日にうってつけ。。

神経を研ぎ澄まし集中して仕事もできるというものです。
とはいえ集中力の続かないワタシ(^^;)

ふと目に入った読みかけの『芸術新潮』を、すっかりと読み耽ってしまいました。
特集は、中村好文と訪ねる建築家の究極のすまい『フィリップ・ジョンソン邸に行こう』。

フィリップ・ジョンソンは20世紀のアメリカを代表する建築家です。
自らの週末住宅として建てた、ワンルームの中に円筒のレンガのある『ガラスの家』を始め、
10の家が中村好文さんの注意深く愉しい語り口で紹介されています。
美しい写真もたっぷり。。

心は、ガラスの家の書斎コーナーの椅子に掛け、
円筒形の壁の中のトイレに入り、
ガラスの中のベッドに横になり。。
どちらを向いても緑、緑、、。。

冒頭に紹介されているジョンソンの言葉も心に染みいってきます。

『もし、住宅をうまく機能させるためのやりくりが、美的な創意に勝ってしまったら、
その結果として生ずるものは、もはや建築ではありません。
それは、単に有用なものを寄せ集めたにだけのものに過ぎないのです。』

2009-06-21 | Posted in booksNo Comments » 

 

キンガシンネン。。

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雪の元旦となりました。
今日は家族がみんな出払って、ひとり大掃除をしています(笑)
時間に終われるのと違い、気の向くままに充実した時間です。

今年はバタバタしないで地に足をつけ充実した時間を過ごしたいものです。
と毎年言っていますが(^。^)

この後、昨年のクリスマスプレゼントにいただいた本
『come on-a my house』(中村好文著)を読む予定です。
写真集のような美しい本なのです。

2009-01-01 | Posted in 家作りのこと, booksNo Comments » 

 

お一人様の老後。。

友人でありクライアントのねえねえが
『お一人様の老後』という本を貸してくれました。

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『結婚していようがいまいが、誰でも最後はひとり』
帯に書いてあります。

全くそうです。
だって死ぬときはひとりだもんね。
子どもも巣立ち、オットに先立たれ・・なんてこともこともありますしね(笑)

お一人様の老後を楽しく安心して生きていくためのは
若いときからいろいろ心構えがいるようです。
友のこと、お金のこと、仕事のこと、住まいのこと、子ども世帯との同居のことetc..
父を介護中の私としては胸の痛い話もあったりして。

職業柄興味津々なのは住まいのこと。
自分の住まいを持つのは必須条件のようで(笑)
私にはバリバリ働くシングルの友人がたくさんいますが
そういえばみんな女ひとりでマンションを購入したり
家を建てたりしてるなあ。

思い返すと今まで私が設計させていただいた家も
女性の建て主さんが多かったように思います。
お母さんと娘さん、またはひとり暮らしの家を設計したのが
全体の30%強。。
リフォームを含めるとこの数字もっとあがるかも。。

男性も女性もお一人様になっても住みやすい家がいいな。
ふむふむ。。となかなか勉強になった一冊です。

ねえねえありがとうね。
うちのスタッフも読みたいそうなので
もう少し貸しておいてね。

もし機会があれば読んで見てください。
面白いですよ。

2008-03-10 | Posted in books2 Comments »