八幡の家
八幡の家
事務所のyukarinがメンテナンスのため
『八幡の家』を訪問しました。
リフォームをして半年ぶりの訪問です。
おくさまから聞いて帰ったのは
『快適です!』の言葉。
すっかり嬉しくなってしまいました。
ふ(ワタシ)「で、どこが?!」
ゆ(yukarin)「必要なものが必要なとこにあるんですって。
家事動線がすごくよくなったって言われてましたよ。」
ふ「ほかには?ほかには?」
ゆ「なんかね、居心地がいいんですって。
気持ちがいいって。
冬もあったかく過ごされたらしいですよ。
リフォームしてよかったって言われてました。
仕上がりも母屋のような和風になるのかと思っていたら
全然違ってたって。」
嬉しい。。。
こんな言葉をきくと,
いろいろなしんどいことが吹っ飛ぶって感じです。
毎日の暮らしが大事。
心地よく暮らすための仕事をしたいのです。。
一緒に仕事してくださる職人のみんなにも多謝。
八幡の家はこんな家。
八幡の家・・完成その2・・
ダイニングから続く掃き出しに、
もともとあった軒下を利用して縁側を作りました。
八幡の家は高台にあり、ここから里山の風景が一望できます。
正面には庭にたくさんの木々。
工事中にはハナミズキの木が紅葉し目を愉しませてくれました。
八幡の家のなかで最高の場所かもしれません。。
建築家伊礼智さんは著書『オキナワの家』のなかで
沖縄の雨端(あまはじ)という空間について書かれています。
雨端は外と内のあいだ。外でもあり、内でもある。
子どもたちは雨端は裸足で平気。近所の友だちと遊びまわる。
内と外、その曖昧な空間は住まいを開かれた空間にしてくれるのですね。
もちろん夏の厳しい日差しや吹き付ける雨風からも守ってくれるのは
いうまでもありません。
雨端~あまはじ~という言葉の響きも素敵です。
ここは雨端のような空間。
子どもたちが元気に遊んだり、友達とバーベQをたのしんだり。。
ごろりと転んでくつろぐのもいいかもしれません。。
夕涼みのbeerもいいですね^^
八幡の家・・完成その1・・
10月に始めた八幡の家リフォーム工事ですが
昨年末に無事引き渡しをしました。
八幡の家は2世帯住宅。
若夫婦+小学生2人のためにリフォームする部分は23坪。
婚礼家具三棹が2階には上がらない。。スペースもない。。
というわけでプランニングに一工夫しました。
母屋とつなぐ廊下を二つの動線に。
南側の動線には箪笥置き場を兼ねた(ロールスクリーン付)ハレの動線とします。
ここから階段~2階へ。
北側の動線はケの空間。
トイレ、洗面化粧台~ドレッサー、箪笥の背の空間を利用した廊下一面収納。
ここで効率よく身繕いを整えられます。
また、バックヤードがしっかりしていれば、リビングなどがすっきりと片づくというワケです^^
母屋へはこの二本の動線でくるくるとつながります。
廊下でありながら
クローゼットのような、、
洗面室のような、、家事室のような、、
なんといっても小さな家。
機能的でないといけません。。
つづく。。
天窓
八幡の家、年内引き渡しに向けて追い込み中です。
先日母屋に住むお母さんから相談を受けました。
家の北側にあるダイニングキッチンが暗いので、
明かり採りに天窓を付けられないかということ。
瓦葺きなのでトップライトはやめてガラス瓦で光を採ることにしました。
今日は曇り、出来上がった午後5時頃のダイニングキッチンです。
上にあるのがガラス瓦からの明かり。照明器具ではありませんよ。
八幡の家・・進行中・・
八幡の家の床下は、実によく乾いていてシロアリさんにもやられていません。
けれども、天井を落としてみると、ちょいと華奢な八幡の家。
大工さんの手で補強‥補強・‥補強です(笑)
この他にもちょっぴり傷んだ通し柱にも補強・・・
木造住宅はこうやって手を入れて大切に住み続けるのです。
ところで八幡の家の周りは美しい石積みの風景が広がります。
ずっとずっと昔、石工職人の手で積まれたのでしょう。
何年もの風雪に耐えて崩れずに残ってきた風景、晩秋の日射しの中に佇んでいます。